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  • 川崎市多摩区で150年つづく梨農家です

今日は節分です。皆さまのお家では豆まきして、恵方巻食べるのでしょうか?
家では、夫が家中に豆をまきます。「鬼は外、福は内」と大きな声を出しながらまきます。今年は子供からの提案で、代わりばんこに鬼のお面をかぶって豆をぶつけてもらおうとなりました。子供曰く「自分の中の鬼を追い出す」為とか。へぇ~って思いました。

おばあちゃんが農家にとって節分は大晦日に当たるんだよと話していました。え?そうなの??と思って旦那さんに聞くと、「立春の前日だからね」と答えが買ってきました。だから、節分に当たるの?全く分かりません。

全く分からないので調べてみました。
昔日本は農業を中心として暮らしていたので、季節の目安となる二十四節気を使っていたそうです。二十四節気とは1年を24に分けて季節を表すものだそうです。この二十四節気はもともと中国で生まれたものだそうで、そのまま日本に当てはめるとずれが生じる為、日本で考えられたのが雑節だそうです。この雑節の中に節分があります。

節分とは季節の分かれ目という意味があります。まさに今日までが冬で、明日から春となります。(明日が立春なので)昔の日本では、春が一年の始めの季節としていたので、まさに明日(立春)が1年の最初の日。今日が大晦日ってわけです。昔の日本では季節の節目(節分)に邪気が生じると考えられており、4つある節分の中でも一番最初の春の節分が一番大切であるため、1年の厄や邪気を払うための儀式(豆まき)をしたそうです。

調べてみるとなるほどです。今は作らなくなりましたが、義両親と同居し始めた頃は節分にお蕎麦を食べていました。まさに大晦日って感じです。そして、これは今も行っておりますが、家と外との境目(門)や玄関先に柊と鰯の頭を刺したものを飾ります。これはまさにお払いの儀式ですね。うちの方では、豆まきは家だけでなく、地域で守っているお不動様のところにも豆をまきに行っています。